車の鍵の知識

車の鍵の形状は様々にあり、一般的な鍵は鍵先がギザギザとした刻みキー・外溝キーで旧車から現行まで幅広く採用されているスタンダードなタイプです。次に最近ではコンパクトカーにも採用されている内溝キー・ウェーブキー・レーザーカットキーは、鍵に溝が掘られたものになります。90年代以降は高級車に多く採用されていました。次に特殊な鍵でアブロイ・ピンシリンダー・ロータリー・サイドバーなどの鍵がありジャガー・フォード車に採用されています。トランクが特殊な鍵で出来ているものはヨーロッパ車に多く採用され、国産高級車も最近ではトランクの鍵が特殊になっており、ドアの鍵を開けても運転席側でトランクを開ける事は出来ないようになっています。
また鍵にイモビライザーキーシステムが搭載されていると、シリンダー内部のタンブラー配列と鍵の鍵山が揃う事でイグニッションスイッチがONになりエンジンを始動できる通常の鍵とは異なり、車両側のIDコードと専用の鍵に埋め込まれたIDコードが一致しなければエンジンを始動できない防盗システムが利用できます。たとえ合鍵を作られたとしてもエンジンを始動させることはできない安心のシステムです。1990年後期頃から一部の高級車で採用され始め2003年頃から軽自動車などにも搭載されることが多くなりました。