金庫のダイヤル錠の仕組みは一般的な鍵とは大きく異なります。多くの金庫の場合ダは4枚座タイプで、ダイヤルから伸びるシャフトに4枚のプレートが取り付けられており、プレートには鍵の閂が入る切り欠きが入れられています。このプレートの1枚がダイヤルに固定されているシャフトと連結しており、ダイヤルを回すと直接回すことが出来ます。残りのプレートはシャフトに固定されておらず、シャフトに固定されているプレートの突起が隣接するプレートのを回転させ、また次のプレートを順次回転させていきます。すべての切り欠きが鍵の閂位置に揃う事で鍵を開ける事が出来ます。まずは4回転させる理由には、プレートの切り欠き位置を初期位置に移動させる目的があります。
ここで忘れてしまいがちな金庫のダイヤル開錠方法をご紹介します。まずは常勤通り右に4回転以上回し、中のプレートの位置を初期化します。次に左へ3回、右に2回、左に1回、これで鍵を開ける事が出来ます。気を付けたいのは、初期化以外の回転の際に設定数字を行き過ぎてしまった場合はいくら数字に合わせていっても切り欠きが揃う事はありません。落ち着いて、数字を行き過ぎた場合は再び初期化しましょう。